月曜~金曜 午前9時~午後5時
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「どのような老人ホームを選べば良いのだろう」
そう思ったとき、最初にやるべきことは”希望条件を整理する”ことです。
希望条件には、以下のようなものがあります。
・入居時・月額費用
・立地条件
・医療・リハビリ体制
・介護サービスの提供有無
しかし、これらの条件を、すべての希望通りにかなえてくれる施設を見つけるのは難しいかもしれません。
そのため、特に譲れない条件や最も優先する条件、反対に妥協できる点を、家族で話し合っておくことがとても大切です。
複数の老人ホームで迷ったときには、パンフレットがあると、ご自身が決めた条件にあっているか、プラスアルファのメリットは何か、などが比較しやすいので便利です。
このようにパンフレットから得られる情報はとても多いですが、パンフレットはあくまでも「広告」であるということを理解し、あくまでもパンフレットに書かれていることは参考程度に考え、実際に足を運んでみたときに感じた印象を大切にしましょう。
各施設の担当者が、施設でのくらしや料金体系などについて詳しくご説明し、館内をご案内いたします。
ぜひご家族皆さまでお越しいただき、入居者さまの生活やスタッフの様子、周辺の環境などもご確認ください。施設長や生活相談員から話を聞くことで、パンフレットだけではわからない、施設の雰囲気も見学することで体感することができます。
試食や体験入居を通じ、より深く施設の日常生活を理解することもできますので、事前に担当者へ希望をお伝えください。
入居予定者ご本人とご家族で相談いただき、ご入居の意思が決まりましたらお申し込みとなります。
お申し込み後、入居予定者ご本人の身体状況や生活状況などを確認させていただきます。
ご本人やご家族のお話をお伺いしますので、ご入居前の不安な点についても事前に解消するようご不明な点は施設側に何なりとお尋ねください。
ご本人さま・ご家族さま(身元引受人さま)に契約内容を丁寧にご説明し、十分にご理解いただいたうえでご契約の手続きを行います。
ご契約に必要なものとしましては、「健康診断書(指定のもの)・住民票・入居申込書・診療情報提供書・印鑑など」をご用意ください。
詳しくは事前にご案内いたします。
施設での生活がはじまります。
普段ご自宅で使用されている家具などは、使い慣れたものをお持ちください。
(一部お持ち込みできないものもございますので、ご相談ください。)
老人ホームの生活で最も楽しみなのが食事です。
食事が合わなくて退去してしまう例もあるため個別食・治療食への対応があるのかも確認しておきましょう。
また、レクリエーションはより楽しく生活するための大事な要素。
可能ならば見学日を調整して様子を見学することも施設内での生活の質を確認出来る良いチャンスです。
施設の住み心地を大きく左右するのが、そこで働くスタッフです。
スタッフの質がよくなければ、希望するサービスがそろっていても満足が得られにくいかもしれません。
スタッフ同士の会話や入居者に対する対応ぶり、みだしなみなど、見学のときにさりげなく見てみましょう。
また、介護サービスの質の向上のためには研修が欠かせません。
しっかりとした研修制度があり、それをスタッフ全体で共有し、日々の介護に生かす体制ができていれば、非常事態においても適切な対応がとられることでしょう。
まずは資金計画を立て、無理のない料金設定の施設を選ぶようにしましょう。
前払金(入居一時金)、月額費用とその内訳、実費負担(医療費、日用品、おむつ代など)、介護保険適用範囲と自己負担額、有料サービスなどもチェックしておきます。
似たような料金の施設をいくつか見学してみて、あなたにふさわしい施設を選びましょう。
施設を選ぶうえでは、立地条件も大きな要素となります。
ご本人が住みたいと思う場所にするべきなのはもちろん、介護が必要な方であれば、家族が高い頻度で訪れることを考え、無理なく通うことのできる距離の施設を選びましょう。
体調が急変した場合など、緊急時に駆け付けることができる距離にあると、ご本人も家族も安心です。
どれだけ手厚いケアが受けられるかは、スタッフの数によって違ってきます。
介護付有料老人ホームの場合は、入居者3人に対して介護スタッフ1名以上を配置する「3:1」が国の最低基準です。これよりも多ければ多いほど手厚い介護が受けられることになります。
夜間はスタッフが少ないことも頭に入れておいてください。
看護職員の有無や勤務体制(昼間のみ、24時間配置など)、医療機関との連携、日常的な健康管理、機能訓練指導員(リハビリ専門員)の有無、緊急時の対応や体制、看取り体制などもチェックしておきたいポイントです。
見学を申し込む際に、見学時に詳しく説明を聞きたいことや、レクリエーションの様子が見たい、病院との医療連携がどうなっているか聞きたいなど、現場で確認しておきたいことを伝えれば、効率よく見学をすすめることができます。
見学希望される方のご要望がわかれば、施設側もご要望に応じた時間調整や、必要な準備をすることができます。
実際に入居の手続きをする際は、多岐にわたる書類が必要です。
事前に利用者が用意する書類や、契約時にかわす書類などにどのようなものがあるか、確認しておきましょう。
事前に把握することで、契約をスムーズに進めることにつながります。